過去にならない元恋人

 

よく会う女友達の中で彼氏がいない人を数えてみたら2人だけだった。他の人はみんないつ結婚してもいいくらいの人と付き合っていて、現に先日会った友だちも結婚が決まったらしい。私もこの前まではそっち側だったのに、と思いながら話を聞いている。そっち側だったけど今は違うんだ!今だけでそのうちすぐにまた彼氏が出来て私は結婚には苦労しない!そう思っている自分がいる気がする。だけど実際は彼氏がいなくて、一人で突然行きたいところがあっても不便で、あ~彼氏がいたらなーなんて思う日が多い。

 


元彼のことを最近よく思い出す。よく思い出すというか、5年以上も付き合っていたから生活の節々に奴は現れてくる。どの道を歩いていても、音楽を聴いても、食べても、犬を見ても、、全部に思い出が絡んでくる。こんなに元彼を思い出す性格じゃなかったと思うんだけど、、仕方ないくらい大きな存在になっていたらしい。

 


別れた理由をよく聞かれる。上手く答えられないし、聞かれた時に前はなんて答えたかなーなんて考えたりして、別れるには正当とは思えないような、自分でも何を言っているのかよく分からないことを言う。「断捨離です!」「1人になりたくて」「なんとなく区切りてきな?」、、、そのどれも5年もお世話になった人に対する言葉じゃなかった。

私はなんで別れたのか?別れた方がお互いのためになると思った、何かが変わる気がした、、、

「別れて一人で頑張りたかった」

これが1番近い気がする。

そしてちゃんとした自分とまた縁があれば付き合って欲しい。

 


大事な決断だから、調子がいい時の自分と調子が悪い時の自分とに聞いて長いこと悩んで出した答えだから、きっと間違っていない。間違っていないと思わなければならない。

 

 

 

これは別れてから後付けのようにくっつけた理由なんだけど、一緒いると辛くなることが増えていた。

ここからは個人情報になるからあまり言えないが、社会的なものが働いていて、私は彼氏の生活を聞くのが苦痛になった。

彼が楽しいと言う生活の話を聞けないことは悲しかった。

普通に返答して、質問もしたりして、楽しそうに話を聞くふりをしていた。関心がなく、気持ち悪いという気持ちさえあることもあったと思う。怒りが湧いていた。でも彼は何も悪いことはしていないし、責める理由はないからそうして聞いていた。

でも、何かを察したのか彼氏はあまり自分のことを話さなくなった。

私ばかりが自分のことを話して、相手が自分のことを話さないことに納得がいかなくなっていった。

私ばかりが把握されて、それも上手くいかない生活を。毎日楽しいという彼の生活は不透明になっていった。浮気やなんやの心配は何もなかった。自惚れかもしれないけど、向こうは5年経っても私にぞっこんだったし、そこに嘘はないと思っていたから。もし気の迷いがあったとしてもどうでもよかった。

 

 

 

勝手に別れを決めたのは私の方だけど今でも好きだと思う。元から燃えるような恋じゃなかったし、燃えるように好きじゃないこの好きは正しいと思う。

 


美味しいものを食べたらあの人にも食べて欲しいな とか、この服似合いそうだな とか、昨日友達と飲んで楽しかったんだって言いたい人が好きな人なんだなって思ってた

 

これからは知らない

これを思わせてくれたのは前の彼だから

 

次の人は何を愛だと思わせてくれるのか分からないね

同じかもしれないし、違うかもしれない

 

 

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本当は一緒に歳をとって、テニスコートを走るのが難しくなって、サービスコートでボレーボレーをしているような関係でいたかった